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宿たより

2025/01/07

今日は「人日(じんじつ)の日」◎

本日1月7日は1年の最初の節句である「人日(じんじつ)の日」です♪
1年間の無事を祈り、七草がゆを食べる日として知られていますね◎

「人日の日」というとあまり馴染みのない言葉のように感じますが、これは古代中国の「荊楚歳時記」という書物にある言葉なのだそう!
この書物によると、1月1日は鶏の日、2日は犬、3日は羊、4日は猪、5日は牛、6日は馬とそれぞれ動物を当てはめ、その動物を大切にしたのだとか☆
7日は人を大切にする日とされ、同じ書物の中に「人日には七種類の若菜で羹(あつもの)を頂く」という内容の記述もあるとされています◎
その風習が日本に伝わり、お正月に若菜を摘んで食べる若菜摘みや7種の穀物をおかゆにして食べる風習などと結びついたと言われていますね♪

「七草がゆ」とはセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの春の七草を入れたお粥です♪
七草は早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うとされており、1年間の無病息災を願って「七草がゆ」を食べます◎
また、お正月で疲れた胃腸を労り、冬に不足しがちなビタミンも補う意味もあるとされていますね☆
七草の種類とそれぞれの意味はこちら!

◆セリ
芹の若葉が競り合うように生えることから、「競り勝つ」という意味が込められた縁起物☆
爽やかで独特な香りが食欲を刺激し、鉄分も多く含まれる食材です◎

◆ナズナ
ぺんぺん草の呼び名で知られる植物ですが、かつては冬の貴重な野菜とされていたのだとか!
果実の部分が三味線のバチのように見えることが名前の由来で「なでて汚れを払う」という意味があります◎

◆ゴギョウ
「仏様の体」という意味があり、咳止めや風邪予防の働きもあるとされています♪

◆ハコベラ
別名ハコベと呼ばれるナデシコ科の植物☆
根がいっぱいに広がり、種が落ちるとすぐに芽が出ることから「繁栄がはこびる」という意味を持っています◎

◆ホトケノザ
放射線状に広がる葉が仏様の台座に似ている縁起物です♪

◆スズナ
スズナとはかぶのことで、七草がゆには主に葉と根が使われます◎
別名を「鈴菜」とも記すことから、「神を呼ぶ鈴」として縁起物とされるようになったそう☆

◆スズシロ
スズシロとは大根のこと♪
根が白くて清々しい見た目から古くは「清白」とも呼ばれていて、「汚れのない清白」という意味を持つとされています◎

今ではスーパーマーケット等で「七草」を購入することができ、ご自宅でも手軽に楽しむことができます♪
当館でも、本日の朝食ブッフェにおいて「七草がゆ」をご用意しておりました◎
皆さまも「人日の日」の本日、1年間の無病息災を願って「七草がゆ」を召し上がってみてはいかがでしょうか(^^)

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