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宿たより

2017/09/23

イサベラバードの勇気と快挙

パイプオルガンの華やかな音色が響く、当ホテルの光り輝く吹き抜け。
吹き抜けの一番下にあるメイン広場は「イサベラバード」という名になっております。
この「イサベラバード」という名はひとりのイギリス人女性からきております。

1878年(明治11年)5月20日、ひとりのイギリス人女性が新横浜港に降り立ちました。
その女性こそが「イサベラ・バード」です。
日本人の通訳を連れて、当時はまだ外国人がほとんど踏み入れたことのない、未開の奥地、東北、北海道へと歩を進めました。
3か月に及ぶこの旅の様子を描いたバードの著書「日本奥地紀行」には、明治維新からほど遠からぬ時期の日本の文化が生々しく表現されております。
明治11年6月24日、バードは藤原の宿に一泊しました。
当時の藤原には1軒の宿と46件の農家がありました。
「日本奥地紀行」では当時の様子が驚きと感動をもって、温かく表現されています。

当ホテルの創業は1888年(明治21年)ですが、その前身は江戸時代の藤原での「善八宿」にあります。
バードが藤原で宿泊した宿はハッキリしておりませんが、もし、「善八宿」に宿泊していたら....
当ホテルでは、イサベラ・バードの勇気と快挙、そして私どもとの「赤い糸」を後世に伝えるために吹き抜けのメイン広場を「イサベラバード」と命名いたしました。
今はパイプオルガンの音色が響き渡る「イサベラバード広場」で、どうぞごゆったりとお寛ぎください(^^)

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